巡り合い


独立を決意してから、6か月
地道にお店となる場所を探しまわってきました

はじめるとき、きっとすぐにいい物件に巡り合えるだろうとなんとなく思っていたけれど
そんなに簡単なものではありませんでした

町場のバールのような小さなお店
賑やかな通りに面した商店街の一角
窓から見える石の壁が素敵な建物
大きな通りからひっそりとした路地を進むと現れる木の窓枠が素敵な家

本当にたくさんの素敵な建物を見てきました
その都度「ここか!」と思ったのでしたが

お店とするにはそれだけ条件をみたさなければならないという
「現実」に悩まされることになりました

素敵な建物に出会うと、次第に内装や行き交う人々、流れる音楽
ネルドリップで淹れ
カップに収めた珈琲をカウンター越しにお客さんの手元へ引き継ぐ
そんなことを、とめどなく「妄想」してしまうのでした

その時間の楽しさといったら言葉では尽くせませんが

何度も何度も、振り出しに戻るばかり
「妄想」「現実」
その繰り返しに、もう放り投げてしまいたいと思いはじめたころ


「ここ」に巡り合うことになりました

「運命」という一言などではなく
なにか「ストン」と収まるように納得がいきました


あたまの中には
なみなみと水を注がれたコップ
ただ一滴の水が落ち
溢れる
そんな風景が浮かんでいます

「ほんの少しの差」

物事はそのただの一滴からはじまり、徐々に大きな流れになっていくのですね


ともかく、やっと次に進めそうです
ほんとよかった